新幼稚園整備の基本計画を公表します

更新日:2023年05月26日

わか松幼稚園と小野東幼稚園を統合再編した新たな幼稚園「おの幼稚園」の基本計画を公表します。今後、この基本計画に基づき、令和8年度の開園を目指して、設計業務や建設工事を進めていきます。

なお、令和6年度の入園申込者数及び直近の出生者数の状況から、あらためて新幼稚園の定員を精査し、建物規模の縮小など基本計画を一部変更しています。

幼稚園パース

園舎外観はイメージ図で、今後計画の中で変更することがあります。

コンセプト

安全・安心な園生活をサポートし、園児の笑顔あふれる園舎にしていきます。

・自然と融合した幼稚園
  保育室の南側に広いテラスを設置し、夏は日差しを遮り、冬は暖かい日差しを取り込みます。また、長い軒下で雨の日でも遊ぶことができます。

・安全と安心に配慮した幼稚園
  先生の目が全方向に向き、園児に行き届きやすくなるように建物はL字型の形状を採用しています。また、保育室内から外を見渡せるようにガラスを多用した構造にします。

・誰にも優しいバリアフリーな幼稚園
  身体に障がいのある園児や高齢の来園者の方が安全に移動できるようスロープを設置するなど、園を利用する全ての方に配慮した建物にします。

・魅力ある屋外教育環境の整備
  裸足で駆け回れる芝生の園庭、子どもたちの工夫によって様々な遊びができる築山など、五感を刺激し感性を育てる屋外教育環境を整備します。
 

新園舎の建設地・規模等

新たな幼稚園は、小野小学校に隣接する現わか松幼稚園の敷地に建設します。

新園舎の配置図

敷地面積:4,608平方メートル
延床面積:1,000平方メートル
階      層:1階

新幼稚園の建設場所の選定については、現在のわか松幼稚園及び小野東幼稚園の敷地のほかに市役所周辺など計4か所を候補地として想定の上、次の3つの視点から多面的な検討のうえ決定しました。

 

1 新幼稚園に必要な面積が確保できること

2 少子化による園児数の減少や園舎の老朽化に対応するため5年以内に建設の完了が見込まれること

3 将来への財政負担を軽減するため建設コストの抑制が図れる場所であること

 

これらの視点に対し、「わか松幼稚園跡地」は、まず必要な面積(約5,000平方メートル)の確保が可能、市有地であることから早期の工事着手が可能で、結果的に短期間での完成が見込める、用地費のコストも抑えることが可能と、すべての条件を満たしています。

また、小野小学校と隣接しており、幼児教育と小学校教育の連携・接続が図れることや、小野高校生との交流が可能であることなど総合的に検討した結果、選定に至りました。

 

なお、小野東幼稚園跡地は、必要な面積が確保できないこと、また、市役所周辺や図書館東側の農地はアクセス面に優れているものの、用地取得費が必要なことに加え、土地利用の手続きや用地取得に長期間を要し、完成が大幅に遅れる見込みであることから、選定を見送っております。
 

スケジュール

令和6年度前半に実施設計を完了し、後半から建設に着手します。なお、建設工事に伴い、令和6~7年度は、小野東幼稚園の園舎でわか松・小野東両園合同の園生活を行います。

スケジュール

新たな幼稚園5つのポイント

1.夢と希望の教育の推進
  小野市が進める「夢と希望の教育(脳科学と教育)」を具現化するモデル園として、いのちの誕生から義務教育修了までの「16か年教育」の重要な時期にあたる「幼児期」の教育を、保護者の皆さまとともに推進していきます。
2.少人数指導の実施
  一人一人の幼児にきめ細やかな幼児教育を行うために、少人数指導を推進します。
3.3歳児教育の実施
  少子化などの影響により、身近での同世代との交流機会が減少する中、3歳児からの社会性育成に取り組みます。
4.一時預かり保育の実施
  核家族化などの社会の変化に対応し、一時的な預かり保育のニーズに対応できるようにします。
5.校区は市内全域
  小野小学校に隣接しますが、校区は、市内全域から募集し、市民の幼稚園教育のニーズに応えます。   

※「きょうだい」「1号認定者」の優先入園制度を導入

詳細は、こちらをご覧ください。

新たな幼稚園の園名は「おの幼稚園」に

園名は、ふるさと小野市に愛着を持ってほしいと願いを込め、園児にも親しみやすい「おの幼稚園」としています。


おの幼稚園の由来
1 統合再編により市内唯一の幼稚園となること
2 建設地は小野小学校と小野中学校の校区であり、近くには小野高等学校も
  あることから、「小野」を冠する園名が分かりやすく、浸透しやすい
3 「小野」はひらがな表記とし、園児に親しみやすい表現に
 

新たな幼稚園へのご意見を募集します(終了)

意見の募集期間は終了しました。

新たな幼稚園の整備について、ご意見のある方は、WEBフォーム、メール、ファックスで、教育総務課まで提出してください。
・個人情報(氏名、住所など)を除き、ホームページで公表することがあります。 また、公表に当たり、ご意見を要約する場合があります。
・ご意見に対する個別の回答はいたしませんので、あらかじめご了承ください。

受付期間
令和5年5月29日(月曜)から令和5年6月23日(金曜)まで

意見の募集結果

期間中に1名の方からご意見をいただきました。意見の概要とご意見に対する市の考え方を公表します。

 

意見の概要
以前、ヨコミネ式を採用している幼稚園に子供を通わせておりました。子供は幼稚園で、勉強や運動を指導してもらっていましたが、本当に良かったと思っています。そこで、意見として、ヨコミネ式ほどの厳しさや進度はなくても、勉強系のカリキュラムが幼稚園にもあれば、他市町村にはない取組でとても魅力があると思います。できれば川島隆太教授の監修を受けられると良いです。

 

小野市の考え方
ヨコミネ式のような学習や運動に特化したプログラムではありませんが、川島隆太教育行政顧問に助言をいただきながら、「小野市の特産品であるそろばんを使った数遊びや楽器の演奏、ALTと英語で遊んだり、本の読み聞かせで物語を楽しんだりなど」、子どもの興味・関心を大切にした様々な遊びを通して、五感を刺激するような体験活動を取り入れています。
新幼稚園においても、子どもたちの「脳の前頭前野」を豊かに育てる各種プログラムを展開していきます。