浄土寺浄土堂旧板壁（市指定）
- 所在地：小野市浄谷町
- 所有者：浄土寺
- 市指定年月日：平成8年3月1日
浄土堂内には、大きな2脚の衝立がある。これらは、浄土堂の蔀戸部分などを塞いでいた板壁の一部で、昭和32年に実施された修理工事の時に取り外され、後に衝立としたものである。現在表となっているのは、建物の内側だった面で、墨書による多数の落書が認められる。これは、全国各地から浄土寺に参拝した人が書いたもので、いちばん古いのは大永7年(1527)で、享禄、天文、永禄、慶長などの年号があり、中世の信仰や浄土寺の改修時期を知る貴重な資料である。
更新日：2022年03月28日