食べ物を載せるお膳

 


 3月といえば雛祭り♪雛人形を飾って、雛あられや白酒、桃の花などを添えますね。雛人形には、花嫁道具がたくさんついています。また、お祝いの席にふさわしく、お膳が2組あります。このお膳は、おめでたい時(ハレの日)に用意されますが、昔から食べ物を載せる台として使われていました。昔の結婚式は家で行われていたので、食器やお膳はまとめて10人前・20人前と作り、木箱に入れて保管していました。
  お膳の上には漆器の食器が並べられました.結婚式の際には、さぞかしご馳走がもられたことでしょう。さて、ここで問題!菱餅の層は3段?それとも5段?実は両方正解ですが、もとは3段で、色も赤(桃)・白・緑色でした。赤は桃の花、白は雪、緑は新芽を指し、雪解け後に春の訪れが近いことを表しているそうです。だんだん豪華になって、今は5段の菱餅も見られますね。好古館では、雛人形を展示しています。ぜひご覧ください。