展示案内

常設展

好古館では、郷土の歴史を正しく学んでいただくため、常設展「小野の歴史」を1階で行っています。
また、その他に「実体験コーナー」を通して、歴史・文化を実感し、楽しんでいただけます。
「ビデオコーナー」「ふれあいコーナー」でも小野市をより深く知っていただくことができます。

1.小野の歴史


 
入口玄関ホールでは、像高530mとほぼ等身大の浄土寺の木造阿弥陀如来及び両脇侍立像(国宝)スクリーンで皆様をお出迎えしております。
入口受付から右側へ進みますと、「わたしたちの小野」の地形模型が、さらには、季節ごとに館蔵する民具を紹介する「月替り展示コーナー」があります。
そこから、左側の展示室に入りますと、『小野のあけぼの』から『郷土の先覚者』までの9つのテーマに分かれた常設展で、小野の歴史・文化を通史的に展示しています。 
  1. 小野のあけぼの
    小野市内の遺跡から出土した石鏃や弥生時代の石斧・土器で、小野市の旧石器時代から縄文・弥生時代までを紹介
  2. 古墳が築かれた時代
    発掘調査によりわかった数ある古墳の中から土器・玉類・装飾付須恵器(複製)等の遺物や、古代の地誌『播磨国風土記』で、古墳時代を紹介
  3. 仏教文化のはじまり
    小野市内に造営された古代寺院・河合廃寺跡や広渡廃寺跡出土の軒丸瓦や平瓦等で、奈良・平安時代を紹介
  4. 大部荘と浄土寺
    東大寺の播磨別所だった大部荘や浄土寺に関する資料、また五輪塔・板碑等の石造物(写真)で、平安時代末から鎌倉時代を紹介
    【浄土寺伽藍配置模型】寛政3年の浄土寺(100分の1縮尺)・【浄土堂模型】(20分の1縮尺)
  5. 城跡はかたる
    小野市内に幾つか遺る中世城跡から金鑵城・豊地城の出土した甕やすり鉢等の土器や関係する史料で、室町・戦国時代を紹介
    【小田城推定模型】(800分の1縮尺)
  6. 藩政のもとで
    現在の小野小学校に陣屋を建てた小野藩主一柳家ゆかりの資料や家臣に伝わる古文書、また市内に遺る村方文書等で、江戸時代を紹介
  7. 近代化のあゆみ
    当時の生活道具や行政書類・写真・教科書等で、激動の幕末から明治・大正・昭和、そして平成時代を紹介
    【C11型蒸気機関車模型】(10分の1縮尺)
  8. 民衆のくらしと文化
    秋祭りで奉納される西脇獅子舞や播州音頭といった民俗行事、そろばん問屋の帳場を再現した商家のくらし、稲作の田植えや収穫の農具、明治時代の土間・台所を中心に農家のくらしを復元し、民衆のくらしを紹介
  9. 郷土の先覚者
    小野市ゆかりの先覚者の中から5名に関係する資料を、経歴とともに紹介
    近藤 亀蔵(1781~1856)江戸末期西日本一の豪商
    藤森 弘庵(1799~1862)儒学者・小野藩校帰正館の教授
    大国 隆正(1792~1871)国学者・小野藩校帰正館の教授
    松尾 臣善(1843~1916)日本銀行総裁
    上田三四二(1923~1989)医師・歌人・文学者
浄土寺阿弥陀三尊立像常設展示民衆のくらし
2.実体験コーナー
実体験コーナー
むかし懐かしい駄菓子屋をイメージした畳の間では、コマ、だるまおとし、輪投げといった童心に返って楽しめるおもちゃに触れて遊んでいただけます。
体験の一環として、期間限定で十二単や鎧兜、束帯の着付体験(事前予約制)も行っています。
    3.ビデオコーナー・ふれあいコーナー
    ビデオコーナー
    小野の歴史・文化を映像で紹介する「ビデオコーナー」をはじめ、好古館発行あるいは小野市や兵庫県ゆかりの図書を閲覧できる「ふれあいコーナー」があります。
    また、「ふれあいコーナー」では、市内の観光マップやパンフレット、グルメ情報を自由にご覧いただけます。



    特別展・企画展

    これまで開催した特別展・企画展の一覧をご覧になれます。