重箱&御節料理

 


  明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今回から新シリーズ「食べる」が始まります。食べることに関するちょっと懐かしい道具や今でも見かけるモノたちを、時には料理と合わせて紹介していきます。お正月と言えば、お節料理♪お節料理を盛り付ける器と言えば、重箱。漢字の通り、2~5段重ねた器のことで、めでたさを重ねるという意味から重箱に料理を詰めるとか。形は四角のほか、円形や六角形・八角形のものもありますが、一般的に重箱を使い始めたのは江戸時代になってからのことでした。重箱は上から順に一の重・二の重・三の重・与の重・五の重と数えます。4段目が与の重と呼ばれるのは、四が死を連想させ縁起が悪いと考えられているためです。なぜお節料理をお正月に食べるのでしょうか?お節料理は正月を祝って作られ、神様をお迎えした新年に台所を騒がせてはいけないという考えから、保存がきく食事=お節料理となり、女性が正月三が日に休めるようにという目的もあるんです。好古館1階の民家を再現したコーナーには、おせち料理の模型が並んでいます。ぜひご覧くださいね!