浄土寺・浄土堂(じょうどじ・じょうどどう)


浄土寺浄土堂の絵葉書(左)と現在の浄土堂(右)
 

今月から新しく絵葉書シリーズが始まります!
昨年、好古館で「むかしの絵はがき」展を開催しました。これから、地元を題材にした絵葉書を紹介していきます。
第1回目を飾るのは、小野市を代表する「浄土寺」です。
写真右側の絵葉書は、浄土堂の正面を左前から撮影したものです。写真の端に「長尾商店発行」と書いてあります。浄土寺は昔から観光の名所だったこともあり、絵葉書は早くから販売用に作られていたようです。葉書の表面は、上部に「郵便はかき」と右から記され、下部の3分の1ほどの所に線が引かれて、宛名と通信文の記載スペースがわかれています。このような形式は、明治40年(1907)から大正6年(1917)の間に作られた絵葉書によく見られます。昔も今も、変わらず信仰を集める浄土寺浄土堂の姿を見比べてみてください