教育(3歳児からの幼児教育)

更新日:2022年01月19日

質問:幼稚園に3歳児のクラスを新設してもらいたい。

回答

小野市では教育行政顧問である東北大学川島隆太教授の脳科学理論に基づき、教育施策を展開しています。つまり、生まれる1年前のマイナス1歳から義務教育を終える15歳まで一貫した教育スタイルである「16カ年教育」の取組を展開し、保育所・幼稚園・小中学校が家庭と十分に連携しながら、年齢や発達段階に応じた適切な教育活動を行っているところです。加えて、川島教授から「小学校就学前は家庭でのスキンシップを中心に、十分に子どもに関わることが望ましい」と、脳科学の知見から助言いただいています。

また、早いうちから集団生活を体験して、さまざまなことを経験することや、幅広い年齢の子たちとの交流を持つことは、確かに小学校就学前の子どもたちにとって必要であると認識しています。

しかしながら、一方で親子の愛着関係を確固たるものとし、家庭が子どもたちにとっての「心の緊急避難場所」となるためには、家庭での保育は非常に重要であります。このことに着目し、今後の幼児教育のあり方について検証、協議を行っています。

なお、これまで、保育所は「保育」、幼稚園は「教育」、認定こども園は「保育+教育」の分野を担っておりましたが、平成30年度の『保育所保育指針』等の改訂により、現在では、全幼児教育施設で「こども主体の学びの重要性」や「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」が示され、幼児教育の目指すべき目標が統一されています。

小野市では、以前より民間の保育所(園)において、「教育」的な取組がなされており、その指導内容は市民の信頼を得ているところです。

このようなことから、小野市では3歳児の幼稚園への受入はせず、「3歳までは保護者が保育する」社会を目指してまいります。

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