公共施設（新庁舎建設）

新庁舎建設は、市民の皆様にとって大変重要な事業であると認識しております。
そこで新庁舎建設の方針決定にあたっては、現庁舎の状況分析や将来的なコスト比較をはじめ、市の財政状況や中期見通し、周辺の公共施設の利用や老朽化の状況、これからのまちづくりなど、様々な視点から“小野市の将来を見据えた決断”をいたしました。
また、本件については、平成27年9月の市議会において、その取組方針について市長が表明し、その後、日刊紙や市ホームページを通じ情報を発信してまいりました。そして、平成27年12月と平成28年2月に、全住民を対象とした「新庁舎建設に係る事業説明会」を開催し、皆様に直接ご説明し、意見交換する機会を設けたところです。
また、市議会においても第399回定例会（平成27年12月）では、移転地の選定や用地取得、市民会館など現庁舎周辺施設の今後の利用、市民対象の説明会などのご質問をいただき、様々な議論はありましたが、一定のご理解をいただきました。
そして、第400回定例会（平成28年3月）では、新庁舎移転先の用地取得および庁舎移転にかかる条例の改正について議決いただいたことにより、市民の負託を受けた市議会においても庁舎の移転新築についてご承認いただいたものとなっております。
このような段階を経て、平成28年4月には「新庁舎建設基本計画」を策定し、区長総会などでもご説明するとともに、広報おのや市ホームページを用いたパブリックコメントを実施したところ、15件のご意見をいただきました。それらのご意見や、ご意見に対する市の考え方など詳細については、すでに広報おのや市ホームページでお知らせしたとおり、新庁舎建設に対して否定的なご意見は一切なく、未来の小野市、そして新庁舎建設にご期待いただいているものと再認識したところです。
このように、市としましては、様々なチャンネルで情報の発信、意見の収集を行い、市議会とも十分な連携を図りながら進めてまいりましたが、このたび、このようなご意見をいただき、今後はより一層の情報発信に努め、市民の皆様に正確な情報をお伝えし、ご理解いただくことが重要であると改めて認識した次第です。
新庁舎の完成までには今後も様々な作業を進めてまいりますが、折々の情報発信を心掛けるとともに、皆様方のご意見をお聴きする機会を設け、“郷土を愛する人たちの「夢」と「誇り」のランドマーク未来（ゆめ）のまち小野の創造拠点“たる庁舎となりますように努めてまいりますので、引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。