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浄土堂(国宝)

浄土堂(国宝)

小野市の中心部を形成する加古川東岸の一部は、本来大部郷とよばれる国が領であったが、久安3年(1147)ごろ東大寺領大部荘として立荘された。
平氏の兵火によって焼失した東大寺を再建するため大勧進職となった俊乗房重源は、この大部荘を再開発して東大寺再建の経済的拠点とし、ここに播磨別所を開き一寺を建立した。これが浄土寺である。
浄土寺の本堂が、この浄土堂で建久8年(1197)に落成し、東大寺再建に用いた大仏様(天竺様)という技法によって建てられている。太い円柱の挿肘木、皿斗付の斗、遊離尾垂木、隅扇垂木、鼻隠板を打った直線の軒、丸い断面の両端がすぼまった虹梁、桟唐戸とその藁座、独特の繰形などにその特徴がでている。
浄土堂は、大仏様をほぼ完全に伝える数少ない建造物で、全国的にも貴重な遺構である。また、堂内には円形の仏壇を構え、雲座の上に立つ巨大な阿弥陀如来及び両脇侍立像を配する。西背面を蔀戸で構成し、西日を後に来迎の阿弥陀を目の前に表現しようとするさまは圧巻である。

兵庫県小野市 〒675-1380 兵庫県小野市王子町806-1 TEL 0794-63-1000 FAX 0794-63-6600