Q:JR加古川線の粟生駅始発の便数を増やして利便性を高めてほしい
A:粟生駅発着の電車は1日4本でありますが、厄神駅発着の電車は約20本となっている現状を踏まえ、JRに電車の増発に関する今後の予定について確認いたしました。しかしながら、「増発については利用状況に加え将来の需要予測などを基に、慎重に進めたい」との回答でありました。
なお、現在9時台から10時台までの運行間隔が1時間30分近く空いている状況であるため、この時間帯の運行ダイヤについては見直す方向で検討されていると聞いております。
一方、加古川線の利用状況でありますが、電化後も年間220万人とほぼ横ばいで推移しております。また、利用状況を市域別で見ますと、加古川市と西脇市、丹波市の3市においては利用者が減少傾向にありますが、小野市と加東市の2市については増加傾向にあります。ちなみに小野市の利用状況ですが、市内5駅の利用者については電化前と比べ年間約5万人増加しており、現在、実に66万人もの方にご利用いただいている状況であります。
この結果につきましては駅周辺整備などに加え、小野町駅の「ぷらっときすみの」や河合西駅の「太閤の渡し」などの地域の賑わいづくりによる効果が顕著に現れているものと考えております。
なお、現在は、JRの駅では最後になっていました北播磨の基幹駅である粟生駅周辺整備工事を進めている状況であり、昨年春にオープンしました「あお陶遊館アルテ」に引き続き、今秋には地域のグループが運営される「コミュニティ施設」がオープンする予定であることから、更に利用促進が図れるものと期待しております。
今後も、小野市内の駅利用者の状況などに加え、JR粟生駅周辺施設の供用開始後の状況なども見ながら、JRに対し増便などのサービス向上を図っていただくよう根気強く働きかけて行きたいと考えています。